実験方法
実験の目的は以下の検証である。
- ビンゴアンケの有効性
- ビンゴアンケにおけるランキングの有効性
- ビンゴアンケにおけるゲーム要素の回答値への影響
以上の検証のために以下 2 つのアンケートを用意した。
グループごとの実験アンケート・評価アンケートから得られた回答値の比較により、ビンゴアンケとランキングの有効性、ビンゴアンケにおけるゲーム要素の回答値への影響の検証を試みた。
以下は実験参加者の属性である。
- 62 人(男性 39 人・女性 23 人)
- 様々な都道府県の大学に通う学生
- 20〜23 歳
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グループ分けビンゴアンケ・ランキングの有効性を検証すべく、6 つのグループを用意した。6 グループは、内容の異なるアンケートを実施する 2 つのグループ、その 2 グループそれぞれの中で機能の異なるアンケートを実施する 3 つのグループからなる。被験者は 6 つのグループにランダムに割り当てられた。その結果を以下に示す。

内容の異なる 2 種のアンケートを実施するのは、ビンゴアンケの有効性の検証のために条件の 1 つとして、ビンゴアンケが目的や内容が異なるアンケートの場合にも有効であるかを検証するためである。
機能の異なる 3 種のアンケートを実施するのは、ビンゴ機能、ランキング機能の有無によって得られる結果を比較するためである。
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内容の異なる 2 種のアンケート内容の異なる 2 種のアンケートは以下である。
- A. アンケートについてのアンケート(以下アンケート A)
- B. 大学についてのアンケート(以下アンケート B)
アンケート A として「アンケートについてのアンケート」を設定した理由を述べる。大学生は授業評価アンケート、学務からの調査アンケート、友人・学生の調査・実験アンケートなどへの回答を求められる機会が多くあり、アンケートがとても身近である。よって学生間のアンケートについての知識量の差が小さく、それによる回答値の偏りも小さいと考えたため、「アンケート」をアンケートのテーマに設定し、アンケートを作成した。
アンケート B として「大学についてのアンケート」を設定した理由も、大学が大学生にとって大変身近であり、知識量の差による回答値の偏りが小さいと考えたためである。設問は、内閣府の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成 30 年度)」から抜粋・改変し、作成した。内閣府の調査から抜粋した理由は、本実験から不可解な結果が得られた際に、内閣府の調査結果と比較して考察できると考えたためである。
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機能の異なる 3 種のアンケート機能の異なる 3 種のアンケートは以下である。
1 つ目の従来型のアンケートでは各設問下のガラポンボタンは表示されない。よって抽選を行うことができず、ビンゴモーダルも表示されない。また、メニューボタンも表示されない。よってステータスドロワーも表示されない。ビンゴ機能がないので、ビンゴ説明ダイアログも表示されない仕様とした。
2 つ目のビンゴアンケ(ランキングなし)は、ランキングに関わる機能を除いたビンゴアンケである。このアンケートでは回答者に順位を公開しない。よってステータスドロワー上部のランキングは表示されず、下部にビンゴカードのみが表示される。また、順位上昇通知も発生しない。
3 つ目のビンゴアンケ(ランキングあり)はランキング機能も含めた通常のビンゴアンケである。
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実験アンケート実験アンケートでは全 15 問の設問を設けた。アンケート A、B それぞれの最初の 4 問は共通で、問は以下である。

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アンケートについてのアンケートアンケート A 固有の設問は以下 11 問である。

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大学についてのアンケートアンケート B 固有の設問は以下 11 問である。

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評価アンケート評価アンケートでは全 11 問の設問を設けた。問は以下である。

各設問の意図について述べる。
Q1〜Q4 は実験アンケートに対する感情を直接問う設問である。これにより直接的に実験アンケートに対する評価を得る狙いである。
Q5 はビンゴ機能が有効であると思うかを問う設問である。
Q6 はランキング機能が有効だと思うかを問う設問である。
Q7 は他人に本調査アンケートを勧めるかを問う設問であり、間接的に実験アンケートに対する評価を得る狙いがある。
Q8 は回答フォームの操作の難易度を問う設問であり、ビンゴ機能があることにより操作が難しくなってしまわないかを確かめる狙いがある。
Q9〜Q11 は実験アンケートの良い点・悪い点・その他について自由記述で問う設問である。これにより、実験アンケートに対する定性的な評価を得る狙いがある。
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実験の流れ実験の流れを示した図が以下である。
